BtoB営業においてテレアポは新規開拓の有力な手段ですが、実はテレアポを掛ける時間帯によって
アポイント獲得率が大きく左右されるのはご存じでしょうか?
BtoBテレアポの平均アポイント成約率はわずか1~2%程度と低く、闇雲に電話をかけるだけでは効率的な
成果は望めませんがテレアポをかける時間帯を上手く使うことでテレアポの成功率を上げることが可能です。
では「どの時間に電話をかければもっと話を聞いてもらえるのか?」
本記事では、テレアポ成功に直結する時間帯の戦略について、業界別・ターゲット別の傾向や実務的なポイントを
交えながら解説します。
テレアポのゴールデンタイムを見極め、効率良く成果につなげるヒントを探っていきましょう。
テレアポ成約率を上げるヒントがここに!
目次
テレアポで狙うべき時間帯・避けるべき時間帯
まずはじめに、テレアポ成功率を高めるには、まず避けるべき時間帯と狙い目の時間帯を把握しましょう。
誰に何を話すかだけでなくいつ電話するかも成果に直結するため、時間帯ごとの傾向を知ることは
基本戦略の一つです。
以下に一般論として言われるテレアポの時間帯別の注意点とおすすめ時間帯をまとめます。
避けるべき時間帯
– 出社直後は朝礼やメール確認などで相手も忙しく、電話に出られないことが多い時間帯です。
特に週明け月曜の朝イチは定例会議が入る企業も多く、まず繋がりにくいでしょう。 |
– 昼休み中は担当者が不在だったり、休憩を邪魔する電話はマナー違反と感じられやすいため避けましょう。
電話をかけても「折り返します」と言われがちですが、実際には折り返してもらえる可能性は低いのが現実です。 |
– 帰社前の時間帯も避けるのが無難です。
終業前後はその日最後の業務の追込みや退社の準備で慌ただしく、テレアポの電話が来ても「今は難しいです」と 敬遠されるケースが多いです。
特に17時以降は「もう退社して誰もいない」という企業も多く、よほどの緊急要件でない限り営業の時間外の 連絡は嫌われます。 |
狙い目の時間帯
– テレアポのゴールデンタイムの一つとされる時間帯です。
朝の慌ただしさが一段落し、担当者がデスクに落ち着いている可能性が高まり、午前中は外出が少ない業種も多く この時間帯なら電話がつながる確率が高いでしょう。
「始業直後は避けて少し遅らせる」のがポイントです。 |
– ランチ休憩明けで業務が再開した直後から夕方にかけての時間帯も、比較的に電話に出てもらいやすい傾向があります。
昼食後のリラックスした状態で電話を受けるため、午前より話を聞いてもらいやすい場合があります。 また14時前後は、多くの企業で午後の会議が始まる13時台を過ぎ、担当者の仕事がひと段落つきやすいタイミングです。
ちょうど一息つきたい頃合いを狙ってテレアポをかければ、じっくり耳を傾けてもらえる可能性が高まるでしょう。 |
– 夕方の終業間近は避けるべきですが、その少し前、16時前後は狙い目との声もあります。
15~16時台は午後の会議や外出から担当者が社内に戻り、終業まではまだ少し余裕がある時間帯です。 ただし遅くとも17時前までに留め、相手の退社準備の邪魔をしないようにしましょう。 |
こうした「一般的なセオリー」は、実際のデータでも裏付けられています。
グッドアポのとある支援案件では、時間帯ごとに接続率やアポ率に明確な差が出ました。
具体的には、下記の図のように午前中(特に11時台)と15時台に接続率が高く、11時台は接続率17.2%
15時台は接続率13.3%、さらにはアポ率6.7%という成果が確認できました。
一方で、13時台や16時台以降は接続率が0%に落ち込み、同じ架電でもほとんど成果につながらないことが
わかります。
※グッドアポで計測した実際のデータ
このように、実際のデータからも「どの時間に架電するか」がテレアポ効率を大きく左右することが数値で
裏付けられています。
以上はあくまで一般的な時間帯の目安ですが、「曜日」についても効果の違いがあり、BtoBテレアポの場合
週の中日である火~木曜日が比較的つながりやすい傾向にあります。
反対に月曜は週初めで会議や処理業務に追われがち、金曜は週末の締めや締切対応で忙殺されるケースが多く
電話対応が後回しになりがちです。
テレアポのコール数が限られる中では、できるだけ成果につながりやすい曜日・時間帯を選んで効率良く
架電する工夫が求められます。
業界・ターゲットごとのテレアポ時間帯の違い
上述のような「テレアポに適した時間帯」は一般論として有用ですが、すべての業界やターゲットに
当てはまるわけではありません。
業界ごとの特性や相手の役職・職種によって、「つながりやすい時間帯」は大きく異なります。
自社のターゲットが属する業界・分野ではどの時間帯が効果的か、あらかじめリサーチしておくことが重要です。
一般的なオフィス業種(製造業・サービス業など社内業務中心の企業) |
10~11時半頃、および14~16時頃が狙い目。
社内に担当者が在席している可能性が高い時間帯です。 |
飲食業(レストランやカフェなど) |
営業時間中の連絡は厳禁。11時前などの開店準備前か、昼営業とディナー営業の合間にあたる14~17時頃が
比較的つながりやすい時間帯です。 ランチやディナーのピーク時間帯は忙しいため絶対に避けましょう。 |
医療機関(病院・クリニック) |
診療時間中は電話対応が難しいため、朝の8時台(診療開始前)や12時前後(午前診療が一段落つく時間帯)が
チャンスです。 外来の合間やお昼の休憩時間帯にあたるタイミングを狙うことで、話を聞いてもらえる確率が高まります。 |
不動産業 |
お客様対応が本格化する前の午前10時前後がつながりやすい時間です。
不動産会社はお客様の都合に合わせて動くため、午後より午前中早めの方が担当者と電話がつながる傾向にあります。 |
美容室・サロン業 |
予約状況にもよりますが、来客対応が始まる前の開店前のお時間、また平日であれば午後12時〜14時頃までの
お昼の時間帯も狙い目です。 逆に夕方以降はお客様対応や締め作業で手一杯になることが多いです。
一般的に美容室は店舗によって予約状況が異なりますので予約サイトなどで予約状況を確認しておくのも 一つの手でしょう。 |
教育業界(学校・研修サービスなど) |
授業や研修が一段落する午後15~17時頃がつながりやすい時間帯です。
学校であれば夕方の放課後、企業向け研修サービスでも日中のプログラム終了後が電話対応しやすいタイミングです。 |
工場・製造現場 |
生産ラインの休憩や交代の時間にあたる16~17時前後が比較的ねらい目です。
現場作業の手が止まる小休憩の合間であれば、担当者に電話がつながる可能性が高いでしょう。 |
以上のようにターゲットの業界によって適切なテレアポ時間帯はさまざまです。
さらに同じ業界でも、狙う担当者の職種や役職によってもつながりやすい時間帯は変わり得ます。
例えば、現場業務が中心の担当者と、経営層や管理職では1日のスケジュールが異なるため、当然電話に
出やすい時間も違うでしょう。
一般論として、経営者層は日中アポイントや会議が立て込んでいるケースが多く、比較的ゆとりができるのは
夕方以降や早朝と言われます。
一方で現場担当者であれば、先方業務の区切り時間(休憩やシフト交代など)を狙うのが有効です。
なお「自社ではどの時間帯にテレアポの反応が良いか分からない…」という場合は、過去の架電データを
分析してみましょう。
実際に、架電履歴を振り返ることで電話がつながりやすい時間帯と逆に断られやすい時間帯が見えてくることが
あります。
例えば、
「水曜の午前は反応が良いが、月曜朝一は全滅だった」
「〇業界はお昼前後は担当者不在が多かった」 |
などのパターンが分かれば、今後はその知見をもとに効率的な架電スケジュールを組むことができるでしょう。
また、一歩踏み込んだ工夫として、電話で相手に「どの時間なら出やすいか」をヒアリングし、その時間に
追いかけコールを行う運用を取り入れることも接続率を上げるために非常に重要です。
これにより、単なる「一般論ベースのゴールデンタイム」に依存するのではなく、各企業・担当者に合わせた柔軟な
時間帯戦略を実行でき、接続率やアポ率の改善に直結します。
時間帯だけじゃない!リスト設計やアプローチ手法も重要
ここまでテレアポの時間帯について詳しく見てきましたが、誤解してはいけないのは時間帯さえ良ければアポが取れる
というわけではないという点です。
確かにテレアポの時間帯の最適化は重要ですが、同時に誰に電話をかけるか(リスト設計)と
何をどう話すか(アプローチ手法)も含めた総合的な戦略が成果に直結します。
極端な例を言えば、どんなにテレアポのゴールデンタイムに電話してもニーズの低い相手、決裁権を持たない担当者
ばかりにかけていてはアポイントには繋がりません。
実際、
とある製造業の企業が安価なテレアポ代行に無差別リストで架電を依頼したところ、競合他社や決裁権のない
相手ばかりに当たってしまい、1000件架電して商談化できたのは数件だけという失敗事例も報告されています。
一方で、狙いを絞り込んでリストを再設計した結果、アポイント率が0%から1.5%まで向上したケースもあります。 |
このように誰に電話をかけるかを見直すだけでもテレアポ成果は劇的に変わり得るのです。
また、せっかくベストな時間帯に繋がったとしてもアプローチ方法(トークスクリプトや話し方)が悪ければ相手は
興味を示さず終わってしまいます。
要するに、テレアポで成果を出すには「タイミング×ターゲット×アプローチ」の三位一体の戦略が必要なのです。
時間帯の戦略はその中の重要なピースではありますが、他のピースと組み合わせてこそ真価を発揮します。
では、実際にこれらを一体的に改善していくにはどうすれば良いのでしょうか?
ポイントはPDCAサイクルで継続的に検証・改善を回すことです。
次の章では、少ないリソースでも効率良くテレアポ運用を改善していくための工夫として、データ活用によるPDCAと
弊社グッドアポのテレアポ代行サービスの活用についてご紹介します。
データで検証!グッドアポならではのPDCAによる改善術
自社だけでテレアポの時間帯分析からリスト改善まで回すのは大変…という企業も多いかもしれません。
そこで頼りになるのが、BtoBに特化したテレアポ支援サービスの「グッドアポ」です。
グッドアポでは独自に蓄積した業界・役職ごとの豊富な接触データを活用し、効率的なテレアポ運用を実現しています。
具体的には、契約初期の段階から少数のリストでテストコールを行い、反応の良い業種や役職を見極めて高速で
PDCAを回しつつリストや時間帯を最適化していく手法を取っています。
過去の架電結果データを細かく分析し、「どの業界のどんな担当者にいつ電話をすれば繋がりやすいか」という
ナレッジを蓄積しているため、無駄打ちを最小限に抑えた効率的なアプローチが可能です。
また、単にテレアポ架電の“量”を代行するのではなく、データに基づいて質と効率を重視した改善サイクルを
回せる点にあります。
週次での定期レポートやミーティングを通じてKPI(受電率・担当者への接続率・アポイント率など)をチェックし
時間帯分析の結果も踏まえて戦略を柔軟に修正していく体制を整えています。
例えば、
「今週は水曜午後の接続率が高かった」
|
といったデータがあれば、翌週以降のコール計画に即座に反映しPDCAを回します。
また、実際の支援案件でも下記のような成果があります。
AI研修案件:リストを業界実績のある領域に絞り込んだことで、アポ率が0.6%→1.6%に改善。
SNS運用代行案件:アポ率はわずか0.9%と低水準ながら、その後の商談成約率は20%に到達。
別案件:開始当初はアポ率1.5%でしたが、リストとスクリプトを見直した結果、1ヶ月でアポ率4%へ向上
さらに商談成約率53%を記録。
このようなスピード感ある改善により、グッドアポでは多くのクライアント企業で
架電数に頼らない効率的なアポ獲得を実現してきました。
「テレアポは数より戦略」がモットーのグッドアポは、業界平均を大きく上回る再現性のある成果を生み出しており
単なるコール件数の代行ではなく接続率・商談化率の改善にコミットして支援してくれる心強いパートナーとなりえます。
\どんな業種でも成果は出せるのか?/
業界別・課題別に、成果につながった事例をご紹介しています。
まとめ
いかがでしょうか?
以上のようにテレアポ営業で成果を出すには、「いつ電話をかけるか」という時間帯の戦略が欠かせません。
特にBtoBでは、忙しい相手に配慮してテレアポの時間帯を選ぶことで、「話を聞いてもらえるチャンス」を
大きく広げることができます。
そして忘れてはならないのが、テレアポは「数勝負」ではなく「戦略勝負」だという点です。
時間帯というタイミングの工夫に加え、
「誰に(ターゲット設計)」
「何をどう話すか(提案価値の伝え方)」 |
まで徹底的に磨き込むことで、平均1~2%と言われるアポ成約率の壁を突破することが可能になります。
テレアポのゴールデンタイムを見極めつつ、相手に響くリストとトークで効率的に攻めるならぜひ今日から
自社のテレアポ運用を見直し、無駄のないアプローチで商談機会を最大化していきましょう。
もし、自社だけでは難しい…と感じたときは、グッドアポのようなテレアポ代行業者の力を借りるのも一つの方法です。
重要なのは、限られたリソースと時間を最大限に活かし、賢くPDCAを回しながら成果につなげること。
適切な時間帯に、適切な相手へ、効果的なテレアポを仕掛けて、ぜひ新規営業を勝ち取りましょう!
\商談機会の最大化を!/
効果的なテレアポならグッドアポへ!