「テレアポ 受付突破 嘘」で検索しているということは、受付を突破するために事実と違うことを言うべきかどうか、何かしら引っかかっている状態なんじゃないかと思います。
結論から言うと、嘘はやってはいけません。
ただ、ここで「嘘をつくな」「誠実にやれ」というモラルの話をしたいわけではありません。
僕らグッドアポがこの記事で伝えたいのは、嘘をつかないとアポが取れない状態になっているなら、それはアポインターの問題ではなく、トーク設計の問題だということです。
この記事では、なぜ受付突破で嘘に走ってしまうのか、その構造的な原因と、嘘なしで突破するための設計の考え方を整理します。
目次
受付突破で嘘に走る構造的な原因
「以前お取引がありまして」「ご紹介いただいた件で」——こういった事実と異なるトークで受付を突破しようとするケースは、テレアポの現場では珍しくありません。
でもですね、、これはアポインターのモラルが低いから起きている問題ではないと僕らは考えています。
ほとんどの場合、スクリプトの設計力が弱いことが原因です。
どういうことかと言うと、スクリプト自体は存在している。受付トークも一応書いてある。
でも、そのトークが「受付が繋ぐ理由を持てる設計」になっていないんですよね。
たとえば、受付トークが「○○のご案内でお電話しました」程度だったとします。
受付からすると、これは「営業電話だな」と一瞬で判断できてしまう。結果、断られる。
アポインターは繰り返し断られるうちに、こう感じ始めます。でも自分でスクリプトを設計し直す力はない。
そうなると、突破するために自力で何とかしようとする。その結果が「嘘」なんですよね。
つまり、嘘は設計の穴をアポインター個人が塞ごうとした結果として出てくるものです。
設計力が弱いスクリプトの共通点
具体的に、嘘が生まれやすいスクリプトにはこんな共通点があります。
受付トークが「ご案内」「ご提案」など抽象的な表現で止まっている
相手企業の情報が一切トークに入っていない(どの会社にかけても同じトーク)
受付に「繋ぐ理由」ではなく「断らない理由」を求める設計になっている
担当者接続後のトークは作り込んでいるが、受付トークが手薄
こういったスクリプトだと、アポインターは受付を通過するために自分で”何か”を付け足さざるを得なくなります。そしてその”何か”が、事実から離れていく。
嘘で突破した先に起きること
仮に嘘で受付を突破できたとしても、その先で起きることを考えると割に合いません。
たとえば「以前お取引がありまして」と言って担当者に繋いでもらったとします。
担当者がこう確認した時点で、嘘だったと分かります。
この瞬間に起きるのは、単に「このアポインターは嘘をついた」という話だけではありません。
クライアントと見込み客の間にも不信が生まれます。
テレアポ代行の場合、アポインターはクライアントの名前で電話をかけています。嘘がバレたとき、見込み客が不信感を抱くのはアポインターではなく、クライアント企業に対してです。
「あの会社、嘘をついて電話をかけてくるんだ」——こう思われてしまったら、仮に後から正規のルートで営業をかけたとしても、関係の再構築は難しいですよね。
つまり嘘は、1件のアポを取るために、クライアントの信用を消費しているということです。短期的にはアポ数が増えるように見えるかもしれませんが、中長期で見ると確実にマイナスです。
「嘘」と「伝え方の工夫」の境界線はどこか
ここで一つ整理しておきたいのが、「嘘」と「伝え方の工夫」は違うという話です。
受付突破のトークでは、言い方を工夫すること自体は問題ありません。むしろ必要です。
でも、その工夫が「事実」をベースにしているかどうかで、嘘か工夫かが分かれます。
嘘になるケース
取引がないのに「以前お取引がありまして」
紹介されていないのに「○○様からご紹介いただきまして」
担当していないのに「○○の件で担当させていただいておりまして」
これらは事実にないことを事実として伝えているので、嘘です。
工夫の範囲に収まるケース
実際に前回架電して不在だった場合に「先日もお電話差し上げておりまして」
企業のプレスリリースを読んで「御社の○○の取り組みに関連してご連絡しております」
業界の動向を踏まえて「○○の件でお電話しておりまして」
これらは事実をベースに、伝え方を最適化しているだけです。
この境界線を意識するだけで、アポインターは「どこまでやっていいのか」が明確になります。逆にこの線引きが曖昧だと、アポインターは手探りで受付突破を試みることになり、気づかないうちにグレーゾーンを超えてしまう。
嘘が不要になるトーク設計とは
では、嘘をつかずに受付を突破するにはどうすればいいのか。
僕らグッドアポでは、受付突破で嘘を使うことはありません。理由はシンプルで、トーク設計をすべて逆算で組んでいるからです。
逆算設計の考え方
僕らのスクリプト設計は、こういう順番で組んでいます。
1. この企業のどんな課題にアプローチするか?
2. その課題を持っている人(キーマン)は誰か?
3. キーマンに繋いでもらうために、受付に何を伝えればいいか?
4. 受付が「繋ぐ理由」を持てるファクトは何か?
つまり、ゴールから逆算してトークを設計しているので、受付トークが「ご案内です」のような抽象的なものにならないんですよね。
逆算から生まれるファクトベースのフック
この逆算の結果として、僕らが受付トークで重視しているのは「相手企業の情報をフックにする」ことです。
具体的に言うと、架電前に相手企業の情報——経営方針、プレスリリース、IR情報、採用情報、業界動向——を調べて、それをトークに織り交ぜます。
たとえば、「御社が○○領域で新規事業を展開されている件に関連してお電話しております」と伝えれば、受付は「自分では判断できない内容だ」と感じて、担当者や決裁者に取り次ぎやすくなります。
このトークには嘘が一切入っていません。すべて事実です。
でも、受付が「繋ぐ理由」を持てる設計になっている。
相手企業の情報を起点にしたファクトベースのトークは、嘘をつく必要がそもそもありません。
事実をベースにしている以上、受付に確認されても何も矛盾が生じない。
「嘘をつかない」は意志の問題ではなく、設計の結果なんです。
受付突破の具体的な話し方やトーク例は、こちらの記事で詳しく解説しています。
→ 【ご用件は?で止まらない】受付突破率を上げるテレアポの話し方
まとめ
受付突破で嘘をつくアポインターがいたとして、それは個人のモラルの問題ではなく、スクリプトの設計力の問題です。
設計が弱いスクリプト → アポインター個人に突破を委ねる → 嘘が生まれる
ファクトベースのトーク設計 → 受付が「繋ぐ理由」を持てる → 嘘が不要になる
もし今、受付突破に苦戦していて「ちょっと盛って言うしかないのかな」と感じているなら、トーク自体を変える前に、その手前の設計を見直してみてください。
実際に、弊社グッドアポでは受付突破率20%の案件をトーク設計の見直しだけで30%近くまで引き上げた実績があります。
分かりやすく言うと、100件架電して20件しか担当者と話せなかったのが30件になった。
本来話せなかった10人分の接触機会を、設計で取り戻したということです。
仮にその10人の中から1件でもアポに繋がれば、アポ率は1%変わります。
たった1%と思うかもしれませんが、月1,000件架電する現場なら、本来なら月10件が、20件はアポが取れることになります。
受付突破の設計を変えるだけで、これだけの差が生まれます。
もし「自社でスクリプトの設計を見直すのが難しい」「受付突破の設計ごと任せたい」と感じているなら、僕らグッドアポに相談してみてください。
商材やターゲットに合わせた受付突破のトーク設計から、ファクトベースのフック選定まで、まるごとお任せいただけます。
この記事を書いた人
大手外資系IT企業でインサイドセールスを3年経験。テレアポ代行の実績は5年以上。
単なるアポ獲得ではなく、成約率まで追いかける支援を掲げており、テレアポ経由の成約率で最高53%を達成。
BtoBの新規開拓を支援する中で得た知見を、できるだけ分かりやすくお届けしています。
