(更新:2026年10月19日)

法人テレアポ(BtoB)は代行に任せられる?任せる範囲と自社に残すことの決め方

法人テレアポ(BtoB)は代行に任せられる?任せる範囲と自社に残すことの決め方

BtoB企業の新規開拓で「テレアポ」はもう古いと思われがちです。しかし、グッドアポが支援してきた法人の新規開拓では、BtoBのテレアポはいまだ有効な手法で、自社で電話をかけるだけでなく、代行会社に任せるという選び方もあります。

法人テレアポは代行会社に任せられます。ただし、アポイントの定義・商談・商談の結果の振り返りは自社に残すのが基本です。

法人向けには個人向けとは異なる難しさがあり、「どこまで任せて、何を自社に残すか」を決めないまま始めると、成果につながりにくくなります。この記事では以下を解説します。

  • 法人テレアポ(BtoB)が個人向けと何が違うのか
  • 成果を分ける3つの壁と、報告で見るべき数字
  • 代行会社に任せられること・自社に残すこと
  • 法人向けテレアポにかかる法律
  • 依頼する前に決めておくことと、費用の見方

読み終えたときに、任せる工程と自社に残す工程を線引きでき、依頼する前に決めておくことがそろっている状態を目指します。

目次

法人テレアポ(BtoB)は個人向けと何が違うのか

法人テレアポ(BtoB)と個人向け(BtoC)のいちばんの違いは、決裁の流れです。担当者1人では決まらず、商談を重ねて社内の承認を経るため、外注するときも「誰とのアポイントを1件と数えるか」を先に決める必要があります。

BtoBテレアポの特徴とBtoCとの違い

BtoBテレアポは、社内の承認を経て決まるため意思決定に時間がかかり、担当者に届くまでのハードルも高い一方、1件の重みが大きいのが特徴です。グッドアポの支援の現場でも、この違いがいちばん大きいと感じています。

まず、BtoBテレアポの特徴を理解しましょう。

BtoBのテレアポは、個人向けのBtoCに比べて難易度が高いのが特徴です。

その理由は、意思決定のプロセスにあり、法人営業では担当者1人で即決することは少なく、上司や他部署の承認が必要なケースがほとんどでアポイントを取っても、その場で契約が成立することはありません。まずは商談の場を設定し、提案を重ねて検討してもらう流れになります。

一方で、BtoCのテレアポは消費者本人が判断者であるため、即決が出やすく、意思決定がシンプルです。

また、BtoBテレアポは接触までのハードルが高い点も特徴で、企業へ電話する場合、受付や代表電話を経由して担当部署へ繋いでもらう必要があり、決裁者にたどり着けないことも珍しくありません。

ただし、BtoBテレアポでは1件の商談の価値が非常に大きいです。高単価の商材では1件の成約が数十万〜数百万円に達することもあり、「母数は少なくても1件の重みが大きい」点がBtoBテレアポの魅力です。

法人向けと個人向けの違い(比較表)

項目 法人向け(BtoB) 個人向け(BtoC)
決裁の流れ 担当者だけでは決まらず、上司や他部署の承認を経る。決裁者は部門長が中心で、企業規模が大きくなるほど承認の段階が増える 消費者本人が判断者で、即決が出やすい
担当者に届くまでの壁 受付や代表電話を経由する。担当部署につながるのは架電件数の20%前後(複数案件の支援経験からの目安)【社内目安】 本人が電話に出る
1件の重み 高単価の商材では1件の成約が数十万〜数百万円。母数は少なくても1件の重みが大きい 意思決定がシンプルな分、1件ごとの検討の段階は少ない
法律 営業のための契約は、特定商取引法の電話勧誘販売などの規定の適用除外(例外あり。後述の法律の章) 特定商取引法の電話勧誘販売の規定の対象になる

グッドアポの架電経験では、会社の規模によって決裁者の目安が変わります【社内目安】。

従業員の規模 決裁者の目安
50名以下 社長が決裁者であることが多く、代表電話から直接つながることもある
50〜300名程度 部門長が決裁者の中心
300名超 部門長の上にさらに承認が要り、電話口の担当者が決裁者でないケースが増える

グッドアポの現場では、自動音声で部署を選ばせる企業や、リモート勤務で代表電話に人がいない企業が増えており、そもそも人につながらないケースが以前より目立ちます。代表電話が自動音声の場合は部署名が分からないと先に進めないため、担当者名を事前に特定できるかどうかの重みが増しています。

外注するときに何を意味するか

この違いから、法人テレアポを外注するときは次の2点を最初に決めます。

  • 誰とのアポイントを1件と数えるか(担当者か、部門長・社長などの決裁者か)
  • アポイントを取ったあと、誰が商談を進めるか(商談は自社が担う)

決裁者は部門長が中心で、いちばんの難所は受付、という見方は、業種別テレアポ代行の「法人全般(BtoB)」の行と同じです。

法人向けテレアポで成果を分ける3つの壁(決裁者・受付・商談化)

法人向けテレアポで成果を分けるのは、決裁者・受付・商談化の3つの壁です。発注側が報告でまず見るべき数字は、受付を越えられているかを示す担当者接続率です。

架電から受注までの流れと3つの壁

段階 中身 当たる壁 主に直す側
架電 リストの企業に電話をかける ― 代行会社
受電 相手が電話に出る ― 代行会社
担当者接続 受付・代表電話から担当部署・担当者につながる 受付 代行会社(発注側の情報共有で変わる)
アポイント 商談の日程が決まる 決裁者 代行会社
商談 商談が実際に行われる 商談化 代行会社と発注側の両方
受注 契約に至る ― 発注側

グッドアポの報告書に載せている指標は、架電数・受電率・担当者接続率(=受付突破率)・アポ数です。架電数やアポ数だけでは「どこで止まっているか」が分からず、改善の打ち手が定まりません。担当者接続率を見れば、受付で止まっているのか、担当者に届いたうえでアポイントにならないのかを切り分けられます。グッドアポでは担当者接続率を「担当者と話せた件数 ÷ 架電件数」とし【社内基準】、20%を超えれば優秀と判断しています【社内目安】。20%は複数案件の支援経験から設定した目安で、特定の期間の集計や業界平均ではありません。

いちばん止まりやすいのは受付

グッドアポの法人向けの案件で最も止まりやすいのは受付です。新しいターゲット・商材で架電を始めた直後は特に止まりやすく、用件の伝え方が定まっていないことが多いためです。決裁者や商談化で止まる案件もありますが、受付を越えないとその先の検証ができないため、最初に手を打つのは受付です。

受付で止まっているとき、発注側から共有してもらうと効く情報は次の2つです。

  • 担当者の部署名と名前(指名でかけられると、取り次いでもらえる確率が上がります)
  • 過去にやり取りがあった経緯(展示会で名刺交換した、資料請求があった など)

受付での話し方はテレアポの受付突破のコツ、嘘をつかずに通す考え方は受付突破で嘘をつかないトーク設計、「ホームページを見ました」の使いどころは「ホームページを見ました」で受付突破で解説しています。

決裁者の壁

決裁者の壁は、担当者には届いても、決裁権のない人とアポイントを取ってしまうことです。会社の規模で決裁者が変わるため、どの役職とのアポイントを狙うかを依頼する前に決めておきます。決裁者に届く進め方は決裁者アポの取り方で扱っています。

アポイントは取れたのに商談にならないとき

アポイントは取れたのに商談にならない原因は、代行会社側と発注側の両方にあります。どちらで止まっているかを切り分けてから直します。

よくある原因 直す側
電話口で断りきれずにアポイントを受けただけで、商談の意思がない 代行会社(アポイントの質の基準を引き上げる)
決裁権のない担当者とアポイントを取っている 代行会社(誰とのアポイントかの基準を見直す)
アポイントから商談日までの間に相手の優先度が下がり、キャンセルや無断欠席になる 発注側(リマインドや事前資料の送付をするかどうかで商談実施率が変わる)

法人テレアポは自社でやるか、代行に任せるか

自社でやるか代行に任せるかの分かれ目は、社内の人手・立ち上がりの速さ・ノウハウを社内に残したいか、の3つです。どちらが向くかは会社の状況で変わります。

代行に切り替えるよくあるきっかけ

グッドアポに相談が来るきっかけで最も多いのは、営業担当がプレイヤーとして商談や既存顧客の対応に追われ、新規の架電に手が回らなくなったタイミングです。「やらなければいけないのは分かっているが、手が空かない」という状態です。次に多いのは、自社でやってみたがアポイントが取れず、やり方が合っているのか分からないまま止まっているケースです。

立ち上がりの期間

グッドアポの実績では、依頼から架電開始までが1〜2週間、架電開始から最初のアポイントが出るまでが1〜2週間が目安です【実績】。最初の1〜2週間でターゲットの条件確認・リスト作成・スクリプト作成を行います。ただし商材やターゲットによって差があり、ニッチな商材や決裁者が限られる案件ではもう少しかかることもあります。

自社でやるのが向く会社・代行に任せるのが向く会社

観点 自社でやるのが向く 代行に任せるのが向く
社内の人手 架電に時間を割ける人がいる 営業担当が商談・既存顧客の対応で手が回らない
ノウハウ 社内にテレアポの経験者がいて、架電の仕組みが回っている 自社でやってもアポイントが取れず、原因が分からない
商材 専門知識が要り、電話口で技術的な質問にその場で答えないと話が進まない 電話で要点が伝わる
立ち上がり 時間をかけて社内に仕組みを作りたい 1〜2週間で架電を始めたい

グッドアポが「代行より自社でやったほうがよい」と伝えるのは、表の左の2つに当てはまる会社です。専門知識が要る商材では、代行会社では対応しきれず、担当者と話せても会話が浅くなります。すでに社内にノウハウがある状態で外注すると、かえって品質が下がることがあります。電話だけでなく、問い合わせフォームや郵送のあとに電話する形と組み合わせる方法もあります。費用を含めた詳しい比較はテレアポは内製と外注どちらが得かで解説しています。

BtoBのテレアポ代行に任せられること・自社に残すこと

BtoBのテレアポ代行に任せられるのは、リスト作成・スクリプト作成・架電・日程調整です。アポイントの定義は双方で決め、商談と、商談の結果の振り返りは自社に残します。

テレアポ代行がどんなサービスかはテレアポ代行とはで解説しています。ここでは、グッドアポの場合の分担を工程ごとに示します。

工程ごとの役割分担

工程 代行会社に任せること(グッドアポの場合) 自社に残すこと
リスト作成 ターゲットの条件に合った企業のリストを作る ターゲットの条件(業種・規模・エリア)と、架電しない先(既存顧客・競合など)を共有する
スクリプト スクリプトを作る 商材の特徴・強み・競合との違い、よくある断り文句への回答材料を共有する
架電 架電する 対応は不要
アポイントの定義 契約前に双方で決める 誰とのアポイントを1件と数えるかを決める
日程調整 アポイントを取るときに商談の日程を確定する 商談できる日時の枠を事前に共有する
商談 同席しない 商談を行う
商談の結果の振り返り 共有された結果をスクリプトとリストの改善に使う 商談の結果(受注・失注・継続検討など)を共有する。受注しなかった商談も含む

リストは代行会社が用意することが多い

グッドアポでは、リストはこちらで用意することが多いです。ターゲットの条件に合った企業を、AIと人の目視確認で精度を上げた状態で用意します。発注側の既存のリストを使うこともありますが、抽出条件が粗いとターゲット外の企業が混ざり、架電の効率が落ちます。発注側のリストを使う場合でも、架電の前にターゲット外の企業を除き、情報を補います。リストの考え方はテレアポリストの作り方で解説しています。

スクリプトを作るときに発注側からもらう情報

  • 商材の概要と単価
  • ターゲットの業界・規模・役職
  • 競合との違い
  • 過去に営業して反応が良かった切り口と、断られた理由

特に「なぜこの商材がターゲットに必要なのか」を発注側の言葉で聞けると、スクリプトの訴求がぶれにくくなります。

アポイントを渡すときに引き継ぐ情報

グッドアポがアポイントを渡すときは、企業名・担当者名・役職・メールアドレス・商談日時・電話で話した内容の要点・相手が関心を示したポイント・懸念事項を引き継ぎます。発注側が商談の場で「電話で聞いた話と違う」とならないよう、アポイント時のやり取りをそのまま共有します。商談まで外部に任せたい場合は、テレアポ代行ではなく営業代行の範囲になります(営業代行とは)。

アポイントの定義・商談・振り返りを自社に残す理由

  • アポイントの定義:任せきりにすると、代行会社がアポイントとして報告したものを、発注側が「これはアポではない」と判断し、成果の認識がずれます
  • 商談:自社の商材を説明し、受注につなげる場です。グッドアポは商談に同席しません
  • 商談の結果の振り返り:結果を共有しないと、どのリスト・どの切り口が受注につながったかが代行会社に届かず、スクリプトとリストの改善が止まります

法人向けテレアポにかかる法律

法人に、営業のための契約を勧める電話には、特定商取引法の電話勧誘販売などの規定は適用されません。ただし、法人名義でも事業用でない契約には適用され得るほか、リストの人名は個人情報に当たり、不動産・通信回線には業法の決まりがあります。

法律の整理

論点 ルール 条番号と出典 発注側が気をつけること
特定商取引法の適用除外 相手が「営業のために若しくは営業として締結する」契約は、電話勧誘販売などの規定を適用しない 特定商取引法 第26条第1項第1号 商材が相手の事業に使うものかを確認する
法人名義でも適用され得る場合 法人名義でも、主として個人用・家庭用に使う契約は原則として適用される。事業実態がほとんどない零細事業者は適用される可能性が高い 消費者庁の通達(令和6年11月19日)53ページ・適用除外Q&A 個人事業主や小規模な事業者にかけるときは、事業用の商材かを先に確かめる
リストの人名 法人の代表者名・取引先の担当者名は個人情報に当たる 個人情報保護委員会 Q&A 2-6 リストの取得元と管理のしかたを代行会社に確認する
リストの出どころ 自社のリストを代行会社に渡すのは委託で、第三者提供に当たらない。委託元には委託先を監督する義務がある。名簿販売会社から買うリストは、提供元の届出を確認する 個人情報保護法 第27条第5項第1号・第25条・第27条第2項 渡したリストの扱いと、終了後の削除を取り決める
不動産 相手が法人でも勧誘の規制がかかる 宅地建物取引業法施行規則 第16条の11 業種の記事で中身を確認する
通信回線 勧誘の前の名乗りの義務はかかる。断られた後の再勧誘の禁止は、法人契約が例外 電気通信事業法 第27条の2・同施行規則 第22条の2の13第2項第1号 「法人契約」には個人事業主が専ら事業のために結ぶ契約も含む

営業のための契約は特定商取引法の適用除外

特定商取引法第26条第1項第1号は、相手が「営業のために若しくは営業として締結する」契約を、電話勧誘販売などの規定の適用除外にしています。営業のためかどうかは、取引の実態から総合的に判断されます(消費者庁 特定商取引法ガイド 適用除外Q&A)。

ただし、相手が法人だからといって一律に除外されるわけではありません。消費者庁の通達は、事業者名で契約していても、主として個人用・家庭用に使うものであれば原則として適用され、事業実態がほとんどない零細事業者には適用される可能性が高いとしています(消費者庁「特定商取引に関する法律等の施行について」令和6年11月19日 53ページ)。個人事業主や小規模な事業者にかける案件では、ここが分かれ目になります。

リストの人名は個人情報

法人の代表者名や取引先の担当者名は、個人情報に当たります(個人情報保護委員会 Q&A 2-6)。リストの出どころで扱いが変わります。

  • 自社のリストを代行会社に渡す:利用目的の範囲内で取り扱いを委託するときの提供は、第三者提供に当たりません(個人情報保護法第27条第5項第1号)。委託元の自社には、委託先を監督する義務があります(第25条)
  • 代行会社がリストを作る:取得元と管理のしかたを確認します
  • 名簿販売会社から買う:提供元が個人情報保護委員会に届け出ているかを確認します(第27条第2項)

不動産・通信回線は業法の決まりがある

不動産は、相手が法人でも勧誘の規制がかかります(宅地建物取引業法施行規則第16条の11)。通信回線は、勧誘の前に名乗る義務がかかる一方、断られた後の再勧誘の禁止は法人契約が例外です(電気通信事業法第27条の2・同施行規則第22条の2の13第2項第1号)。法人契約には、個人事業主が専ら事業のために結ぶ契約も含まれます。業種ごとの決まりは業種別テレアポ代行に、不動産は不動産のテレアポ代行にまとめています。業種で規制が変わる例として保険のテレアポ代行も参考になります。

グッドアポの運用例(法律の説明とは別)

グッドアポでは、個人事業主への架電は受託時に事業用かを確かめ、リストの人名は閲覧できる人を限って管理し、「今後電話しないでほしい」という依頼は別の案件でも守っています。以下は法律の説明ではなく、自社の運用です。

  • 個人事業主への架電:整体院や個人の飲食店など、個人事業主への架電案件も一定数あります。相手が事業として使う前提の商材かどうかを、案件の受託時に確認しています
  • リストの人名の管理:企業の公式サイト、プレスリリース、求人情報などの公開情報から取得しています。発注側から受け取るリストは委託として扱います。案件に関わるメンバーだけが閲覧できるよう権限を限定し、案件の終了後は発注側と取り決めた期間内に削除します
  • 「今後電話しないでほしい」と言われたとき:すぐに架電停止リストに登録し、以降その企業には架電しません。同じ案件だけでなく、別の案件でも同じ架電先にはかけない運用にしています。登録後もリストを定期的に確認し、誤ってかけないよう管理しています

法人の新規開拓で代行が向くケース・向かないケース

法人の新規開拓で代行が向くのは、受注単価やLTVに対してアポイント1件の費用が見合い、電話で要点が伝わる商材です。単発かつ低単価で、費用対効果が合わない商材は向きません。

観点 向く 向かない
受注単価 受注単価やLTVに対して、アポイント1件の費用が見合う 単発かつ低単価で、LTVを含めてもアポイント1件あたりの費用対効果が合わない
決裁者 部門長や社長など、電話の先にいる人が決裁する(法人全般では部門長が中心) 決裁者がごく限られる(最初のアポイントまで時間がかかる前提で計画する)
電話で要点が伝わるか 電話で要点が伝わる 専門知識が要り、電話口で技術的な質問にその場で答えないと話が進まない

グッドアポでは、相談の段階でシミュレーションをお出しし、費用対効果が合わない場合はその旨をお伝えしています。決裁者は部門長が中心、という見方は、業種別テレアポ代行の「法人全般(BtoB)」の行と同じです。

グッドアポの事例(数字の前提つき)

グッドアポの事例では、架電件数を分母にしたアポ率が、改善後に1.5%〜4.0%になっています【実績】。いずれも月間の実績で、期間と件数は表のとおりです。業種・商材・リストによって変わるため、すべての案件で同じ成果が出るわけではありません。

商材 アポ率の変化 改善後の数字の前提 変えたこと
SNS(X)運用代行 0.0%→1.5% 2ヶ月目の月間実績。架電395件・6アポ。改善前の0.0%は発注側が自社で架電していた時期 つながりやすい小規模企業を優先していたのを、採用ニーズが明確な業種へ切り替えた
AIツール 1.2%→2.4% 2ヶ月目の月間実績。架電500件・12アポ スクリプトの組み立てを見直した
保育施設向け商材 1.5%→4.0% 3ヶ月目の月間実績。架電500件・20アポ 短期のテストと数値の検証で改善を重ねた

成約率では、テレアポで獲得したアポイント100件のうち53件が成約した事例があります【実績】。グッドアポの最高値の事例で、平均ではありません。

依頼する前に決めておくこと

依頼する前に決めておくのは、ターゲットの条件・アポイントの定義・架電しない先・報告の頻度と中身・架電を止める/見直す条件の5つです。グッドアポの経験では、いちばん揉めやすいのはアポイントの定義です。

依頼前のチェックリスト

項目 決めること 決めておかないと何が起きるか
ターゲットの条件 業種・規模・エリア・役職 リストにターゲット外の企業が混ざり、架電の効率が落ちる
アポイントの定義 誰とつながればよいか(担当者か決裁者か)/日程の確定まで要るか/資料送付の了承だけを含むか/キャンセルを数えるか 代行会社の報告と発注側の判断がずれ、成果の認識が合わない
架電しない先 既存顧客・競合など 取引先や競合に営業電話がかかる
報告の頻度と中身 定例の頻度/架電数・担当者接続率・アポ数/断られた理由の記録/録音を受け取れるか どこで止まっているか分からず、改善が遅れる
架電を止める・見直す条件 何件・何週間で判断するか 成果が出ないまま架電が続く、または早すぎる判断で打ち切る
契約終了後の扱い リスト・記録・録音を返すか消すか 個人情報を含むデータの所在があいまいになる

ターゲットの条件の決め方はテレアポリストの作り方で解説しています。

アポイントの定義の合わせ方

グッドアポでは、契約前のヒアリングで基本の定義を確認し、契約書に明記します。標準は着座ベース(商談が実際に行われたもの)で、アポイントを取るときに商談の日程まで確定させます【社内基準】。資料送付の了承だけでは1件と数えず、初回打合せの前にキャンセルの連絡があり打合せが成立しなかった場合もカウントしません。すべてを契約前に決めきるのではなく、架電を進めながら都度すり合わせ、認識のずれが起きないようにしています。

報告の頻度と見直しの区切り

報告は週次の定例が標準です【社内基準】。改善のスピードを重視しているためで、月次レポートも要望があれば対応します。定例では架電数・担当者接続率・アポ数に加え、断られた理由の傾向と改善施策を共有します。契約終了時のリスト・記録・録音の扱いは、契約前に発注側と取り決めます。

見直しの区切りは100件です【社内基準】。最低100件は架電しないと傾向として判断できないためで、そこまでの数字で受電率・担当者接続率・アポ率のどこで止まっているかを特定し、リストやスクリプトの見直しに入ります。週次の定例で数字を確認しているため、見直しの判断は1〜2週間単位です。止めるかどうかは件数だけでなく、改善施策を打った後の変化を見てから判断します。本格的に始める前に小さく試す方法はテストコールとはで解説しています。

法人向けテレアポ代行の費用の見方

費用を比べるときは、金額より先に、各社のアポイントの定義と報告の中身がそろっているかを確認します。料金体系は月額固定型・コール課金型・成果報酬型の3つが基本です。

料金体系 グッドアポの法人案件で選ばれやすい場面
月額固定型 営業戦略がすでに固まっていて、架電数を重視する場合。戦略がまだ固まっていない場合にも選ばれる
コール課金型 営業戦略がまだ固まっておらず、リストやスクリプトの設計から必要な場合に、成果報酬と組み合わせた複合型で選ばれる
成果報酬型 成果報酬型のみの体系は、成果の条件があいまいなまま契約すると見込みの薄いアポイントが増えやすく、法人向けでは注意が要る

どれが選ばれるかは一概には言えず、案件の状況によります。発注側が見落としやすいのはアポイントの定義です。同じ「1件あたり○○円」でも、資料送付の了承を1件とする会社と、商談の日程確定を1件とする会社では、アポイントの質がまったく違います。金額だけを比べると安く見える会社が、実際には見込みの薄いアポイントを大量に渡してくることがあります。

金額の目安はテレアポ代行の費用相場、成果報酬型の注意点は成果報酬型テレアポ代行の注意点、見積もりの比べ方はテレアポ代行の見積書の見方で解説しています。

法人向けテレアポ代行に関するよくある質問

Q. 個人事業主にも電話をかけてもらえますか?

A. かけられます。ただし、個人事業主への架電は特定商取引法の適用を受ける可能性があるため、グッドアポでは商材が事業用であることを案件の受託時に確認しています。

Q. リストは誰が用意しますか?

A. どちらでも対応できます。グッドアポが用意することが多いですが、発注側のリストを使うこともあります。発注側のリストを使う場合でも、架電の前にターゲット外の企業の除外と情報の補完を行います。

Q. 競合や既存の取引先に電話がかからないようにできますか?

A. できます。架電の前に除外リストとして共有いただければ、該当する企業には架電しません。

Q. 代表番号しか分からない会社にもかけられますか?

A. かけられます。代表電話から担当部署への取り次ぎを依頼する形で架電します。担当者名や部署名が分かっている場合は指名で架電できるため、事前に分かる情報があれば共有いただくと接続率が上がります。

Q. テレアポ代行とインサイドセールス代行は何が違いますか?

A. テレアポ代行はアポイントの獲得に特化しています。インサイドセールス代行は、アポイントの獲得に加え、問い合わせへの初動対応やリードの育成・選別まで含みます。新規開拓のアポイント獲得が目的であればテレアポ代行、既存のリードの対応も含めて任せたい場合はインサイドセールス代行が向いています。営業を外部に任せる範囲の違いは営業代行とはで解説しています。

グッドアポについて

グッドアポは、法人向けの新規開拓に特化したテレアポ代行サービスです。戦略設計・リスト作成・スクリプト作成・週次の改善までを一貫して支援しています。テレアポで獲得したアポイント100件のうち53件が成約した事例があります(最高値)。支援の内容はグッドアポのサービスをご覧ください。

まとめ:法人テレアポは代行に任せ、アポイントの定義・商談・振り返りは自社に残す

法人向けのテレアポは、リスト作成・スクリプト・架電といった工程を代行会社に任せることで、社内に人手がなくても新規開拓を進められます。

ただし、アポイントの定義・商談・商談の結果の振り返りは自社に残す工程です。ここを任せきりにすると、アポイントの質がそろわない、商談で話がずれる、改善に必要な情報が代行会社に届かない、という問題が起きます。

依頼する前に、次の項目を決めておきます。

  • ターゲットの条件(業種・規模・エリア)
  • アポイントの定義(誰との商談を1件とするか)
  • 架電しない先(既存顧客・競合など)
  • 報告の頻度と中身
  • 架電を止める・見直す条件

まずは依頼前のチェックリストを社内で埋めるところから始めてください。決まっていれば、代行会社の見積もりも同じ基準で比べられます。

記事監修者

水貝 拓真

水貝 拓真営業戦略部 部長

グローバルIT企業で売上高1,000億円超のエンタープライズ企業を対象にIS3年。テレアポ代行の実績は5年以上。
単なるアポ獲得ではなく成約率まで追いかける支援を掲げ、テレアポ経由の成約率で最高53%を達成。
設計改善でアポ率を2倍に引き上げるなど、リスト・スクリプト・KPIの一貫設計を強みとする。

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